「うちの家は売れますか?」売却のご相談で、最も多くいただくご質問の一つです。築年数が新しいから売れる。駅に近いから売れる。そんなイメージを持たれている方も多いですが、20年以上売却に携わってきた中で感じるのは、それだけでは決まらないということです。
実際には、築40年以上でも早く買い手が見つかる家がありますし、築10年ほどでも何か月、時には何年も売れない家もあります。
その違いはどこにあるのでしょうか。
「家」ではなく「売り方」に違いがあります。
「売れる家」と聞くと、建物の状態や立地を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、それらは大切な要素です。
しかし、長年売却を担当してきて感じるのは、売れるかどうかは、家そのものよりも"どう売るか"の影響がとても大きいということです。
価格設定や販売方法、ターゲットの考え方によって、売れ方は大きく変わります。
一番多いのは「価格」が原因のケース
実際に、「なかなか売れないので見てほしい」とご相談をいただくことがあります。詳しくお話を伺うと、周辺の相場と比べて、価格が大きく離れているケースは少なくありません。売主様としては、「少しでも高く売りたい」というお気持ちがあります。それは当然です。
ただ、不動産を探している方は、多くの場合、複数の物件を比較しています。相場から大きく離れていると、そもそも候補から外れてしまうことがあります。販売開始直後は、多くの方に見てもらえる貴重なタイミングです。その時に反響が少ないと、「なかなか売れない物件」という印象が付いてしまうこともあります。
「近くの物件がこの価格だから」は要注意
価格を決める際に、「近所で同じような物件が売りに出ているから。」という理由で参考にされる方もいらっしゃいます。
もちろん参考にはなります。しかし、売り出し価格と実際に売れた価格は同じではありません。
さらに、
- 室内の状態
- リフォーム履歴
- 階数や日当たり
- 管理状況
- 駐車場の有無
など、小さな違いでも評価は変わります。そのため、「似た物件だから同じ価格で売れる」とは限らないのです。
立地や築年数だけでは判断できません。
「駅から遠いから売れない。」「築40年以上だから難しい。」そう思われる方もいらっしゃいます。しかし実際には、その地域で家を探している方に合った条件であれば、築年数が古くても売れるケースはたくさんあります。反対に、人気エリアでも価格設定が合っていなければ、なかなか売れないこともあります。
つまり、立地や築年数だけで売れる・売れないが決まるわけではありません。市場の動きや購入希望者のニーズを踏まえた販売計画が大切になります。
売却では「誰に買っていただくか」も考えます。
同じ家でも、子育て世帯に向いているのか。ご夫婦二人暮らしに向いているのか。投資用として需要があるのか。誰に魅力を感じてもらえるのかによって、伝え方も変わります。
長年売却を担当していると、「この家なら、こういう方が興味を持ちそうだな。」という傾向が少しずつ見えてきます。そうした視点で販売方法を考えることも、売却では大切なポイントです。
「売れる家」には共通点があります。
20年以上売却に携わって感じる、「売れる家」の共通点をまとめると、
・相場を踏まえた価格設定ができていること。
・その家の魅力がきちんと伝わっていること。
・購入希望者を意識した販売方法になっていること。
・市場の反応を見ながら柔軟に販売戦略を見直していること。
どれも建物そのものの性能ではなく、売却の進め方に関わることばかりです。
みのり不動産からひとこと
20年以上売却を担当してきて感じるのは、「売れる家」と「売れない家」の差は、家そのものではなく、売却の進め方で変わることが多いということです。もちろん、立地や築年数など変えられない条件もあります。
だからこそ、その家に合った価格設定や販売方法を考えることが大切になります。
「今の価格で売れるだろうか。」
「売り出しているけれど反響が少ない。」
「まずは自分の家の状況を知りたい。」
そんな段階でも構いません。私たちは売却を無理におすすめすることはありません。
まずは現在の状況を一緒に整理し、その家に合った売却方法を考えるお手伝いができればと思っています。もちろんご相談は無料です。






